人工内耳はインプラントという器具を頭の中に埋め込み、内耳の聴神経を電気的に刺激することにより音を得ようとする方法です。補聴器を用いても言葉を十分に聞き取れない難聴者(児)に適用することで、効果が得られるといわれています。
しかし、効果が期待できる一方で、人工内耳には補聴器とは違って手術に対するリスクや、手術後のマッピングやリハビリテーションといった前後のプロセスが大切になってきます。
マッピングとは、人工内耳の各電極の最適な電気量を測定し、設定することを言います。手術後、何度かマッピングを繰り返し音質を最適なものにするよう調整していきます。
また、マッピングと平行して、聞き取りの訓練(リハビリテーション)を行っていく必要があります。特にお子さんの場合には、音の存在そのものの認知から始まり活用できるまでに時間がかかるので、専門家のもと、体系立ったプログラム
に沿ってリハビリテーションを行っていくことが重要となってきます。